枯露柿を作りをしています。
山梨・甲州の冬の名産品の「枯露柿」は、お歳暮や新年の挨拶の時に
贈り物として使われる、高級な干し柿です。
「甲州百目」と呼ばれる大きな渋柿を、1つ1つ手作業で皮を剥いていきます。
その時にヘタの部分を残して、干すときにヒモをかけます。
勢いよくむいてしまうと、ヘタまで落としてしまうので要注意です。
殺菌と仕上がりが黒くなるのを防ぐ為に、硫黄燻蒸してから干して乾燥させます。
その後、藁を敷いた台の上に並べて乾燥させますが、手でもんで柿の繊維を切る事で、
とろける様な食感が生まれます。
寒さが本格的になる事には、夜間は箱に入れ、日中天日に当てる事で
果粉が白く綺麗に付きます。手作業ばかりで、完成までに大変手間がかかります。